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折角のいい記事なんでコピペさせていただきました。
【ヒューマン】全国ツアー直前に決起集会ランチ−美勇伝

昨年9月にデビューした石川梨華(20)率いる3人組ユニット、美勇伝が早くも4枚目のシングル「ひとりじめ」を発売した。これまでの元気ソングから一転、バラードで魅了。リーダーの責務に燃える石川のもと、三好絵梨香(20)と岡田唯(17)がひとつになって邁進(まいしん)中だ。「モーニング娘。石川梨華を超えたい」という思いが、石川を突き動かしている。


モーニング娘。でやり残したことはありません。一生自慢できるし、将来子供ができても、その子供に自信をもって伝えられる。そんな“モーニング娘。石川梨華”を“美勇伝石川梨華”は超えたいんです!」
エースとして過ごしたモー娘。の5年間に胸を張った石川は、同時に高い目標を自らに課した。それには理由がある。石川が加入したとき、すでにモー娘。は国民的グループ。美勇伝は結成から携わり、一緒に成長していけるからだ。
「リーダーとしての責任感もあるけど、やりがいがある。モーニングで味わえなかったものを、すごく味わってます」
美勇伝は昨年9月にデビュー。この時はまだ石川はモー娘。のメンバーだったが、5月7日に卒業。さっそく美勇伝のリーダーとして行動を起こした。
初の全国ツアーを直前に控えた5月中旬。三好と岡田に初めて直接電話をかけ食事に誘った。レッスン中はダンスや歌を覚えるのに必死で、3人で会話ができる状態ではなかった。
石川は「初日公演を迎えるまでに絶対話す機会が必要だと思って。昔、先輩から電話がかかってきて緊張したのを覚えていたから、明るく話そうとしたんです…」と一大決心で臨んだ。「もしもし?」。ただでさえカン高い声が高くなり、電話に出た天然キャラの岡田からは「カゴちゃん?」と、W(ダブルユー)加護亜依と勘違いされてしまった。「石川さんと知ってドキッとしました。でも、気に掛けてくれてたんやーとうれしかった」と岡田。その気遣いはしっかりと伝わった。


ミーティングを兼ねたカフェランチ。最終結論は「今、自分ができる最高のものを出せば大丈夫。まずは、自分たちが楽しんでやろう!」。その甲斐あって、初ツアーは大盛況に終わった。三好は「不安だらけで、あのままステージに立っていたら、いっぱいいっぱいで終わっていたと思う。3人の気持ちを確かめあえて、楽になりました」。頼れるリーダーの音頭で、3人は初めて一つになったのだ。
そんな美勇伝に次なる試練が訪れた。10日に発売した新曲「ひとりじめ」は初めてのバラード。これまでのアップテンポな楽曲とはまったく違う、大人っぽい詞と切ないメロディーが特徴。ダンスも、手の指先1本1本まで丁寧な動きを求められた。
石川は「ダンスレッスンは苦戦しました。勢い系じゃないので、3人の気持ちがひとつになっていないと、動きがバラバラになって世界観が変わってしまう」と明かし、三好も「切なさを出そうとして暗い顔になったり、怖い顔になったり」と振り返った。


そんな中で「岡田ちゃんのポワ〜ンとした雰囲気がこの曲にあったんです。私たちも勉強になりました」と石川。意外にも、「昨年の今ごろ、東京に来たばかりで、慣れへんくて1週間毎日のように泣いていました」という大阪出身の最年少メンバーが、飛躍のきっかけを作った。
その岡田の野望は「美勇伝オリコン1位になること」と力強い。その言葉に2人も大きくうなずいた。モー娘。タンポポで経験済みの石川は、2人にも喜びを味わわせてあげたい、と思っている。
古巣のモー娘。について石川は「ライバルというよりも、一ファンとしてすっごく気になります」。モー娘。超えへ、美勇伝が全力疾走する。

★暑さ対策はバッチリ!
夏バテ対策は石川が「よく食べて、よく寝る」、三好が「ボーっとしない。暑さに負けないよう気合を入れる」、岡田は「チゲ鍋やニンニク、焼肉などスタミナ料理を食べること」。

17日には初ツアーを収めたライブDVD「〜美勇伝説〜」が発売された。約2時間26曲の熱唱ステージで、カントリー娘。稲葉貴子もゲスト出演。和テイストのミニスカから、ヘソ出しホットパンツルックまで衣装でも楽しませてくれる。

(ペン・山下伸基 カメラ・千村安雄)

美勇伝(びゆうでん)
モーニング娘。4期メンバーだった石川梨華、一昨年8月の「ハロプロ新ユニットオーディション」で唯一選ばれた三好絵梨香、昨年6月の「ハロプロエッグオーディション2004」に合格した岡田唯で結成し、昨年9月「恋のヌケガラ」でデビュー。ユニット名は「日本女性が受け継いできた美しい心と容姿、勇ましい精神と出で立ちを次の世代に伝えていく」との思いを込めて、音楽プロデューサー、つんく♂命名